テレビで「世にも奇妙な物語」を見ました。
タモリがストーリーテラーを務めるオムニバスドラマで、 奇妙ワールドが繰り広げられます。
その中で、篠原涼子主演の「不幸せをあなたに」が、 なかなかおもしろかったです。
それは以下のようなストーリーでした。
普通に幸せになりたいと願うOL・美紗(篠原涼子)は、 通りすがりに偶然見かけた「不幸せ斡旋所」と 思わず契約を結んでしまいます。
そこでは、「幸せ」のバネになるような「不幸せ」、
努力次第で「幸せ」に変えることのできるたぐいの
「不幸せ」を、クライエントに斡旋してくれるのです。
斡旋された一つ目の「不幸せ」は、職場でやってきました。
その朝、美紗が出社すると、パソコンのファイルがすべて
消えていました。
実は、チーフの座を争っているライバルのOLが前日の
夜、美紗のパソコンで仕事をしているときに間違って
消してしまったのでした。
「本当にごめんなさい」と謝るライバルのOL。
一瞬、美紗は「あなた、わざとやったんじゃないの?」と
相手をなじろうとしましたが、
「もしかして、これこそがあの不幸せかも」と思い、
「パソコンなんて不安定な機械だからそんなこともあるの
よ。気にしないで」
と対応します。
「怒らないの?」と驚くライバルのOL。
「怒ったって、データが戻るわけじゃないし、
バックアップ取っていなかった私が悪いのよ」
まわりからは「美紗先輩、かっこいい! やさしい!」
と賞賛され、その対応が感心され、美紗がチーフになることが決まりました。
美紗は「本当に不幸せは幸せになるチャンスなんだ!」と納得し、その後、何度も「不幸せ」を斡旋してもらい、それを「幸せ」に変えていきます。
例えば、部下が取り返しのつかない発注ミスをしてしまうという「不幸せ」が起きたときには、部下を守るため、自分が責任を取って会社を辞めるのですが、結局それがきっかけで、心配してくれた憧れの先輩と結婚するという「幸せ」をつかむのです。
まあ、最後は、欲深くなった美紗が、
「絶対に揺るがない世界一の幸せ、そのための不幸せをください」と依頼し、結局、落下してくる看板の直撃を受けて死んでしまい、天国行きという世界一の幸せを手に入れるというチャンチャンオチで終わるんですが、なかなか考えさせられました。
最終的に「幸せ」につながることがわかっているから、美紗にとって「不幸せ」はいやなものではありません。
それどころか、「不幸せ」がやってくると、内心ヤッターと
思うわけです。
印象に残ったのが、主人公、美紗の言葉です。
「本当に不幸せは幸せになるチャンスなんだ!」
「不幸せはいくらでも幸せに変えることができるのです」
「幸せになれるとわかっているから、私はどんな不幸せも平気です」
「不幸せってなんて素敵!」
普通、人は「不幸せ」な事が起こると、どうしてこんなことが
起こるのかと、後ろ向きな気持ちになってしまい、その「不幸せ」を嘆き、怒りや悲しみなどの感情だけで行動してしまいがちです。
当然、幸せに転化するという発想も出てこないことがほとんどです。
この「不幸せ斡旋所」はもちろん架空の存在ですが、
実際「不幸せ」が来たときには、「不幸せ斡旋所」に
斡旋してもらった「不幸せ」が来たのだと考え、この「不幸せ」は、努力次第で必ず将来の「幸せ」につながると考えてみるのもいいのではないかと思いました。
私自身、過去の「不幸せ」が、現在の自分をつくっていると感じます。
もちろん、その「不幸せ」の局面では、そのように考える余裕が無かったり、考え方としては知っていても、実際そう対応する余裕が無かったりしたものです。
しかし、これも訓練でしょうか。
何が起こっても、それは将来につながるのだと自分に言い聞かせ、次なる行動へ目を向けることで、状況もプラスに転じ、日頃から「幸せ」を感じる機会が増えたように思います。
最後に、不幸せ斡旋所の所長の言葉で 締めたいと思います。
「その不幸せを不幸せのままに終わらせるのも、
幸せに変えるのもあなた次第です」
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