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後継者に告ぐ 早く気付け!早く取り組め! ~事業継承の落とし穴~

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大島康義の独り言

 
悩むよりも、まず

先日、昔からの知人と久しぶりに会って話をしていると、
彼の仕事の悩みの話となりました。

彼「この3月末で会社との契約がいったん切れるんですよ。
  会社の方からは、来年度も残ってほしいと
  言われているんですが、どうも契約金額が
  今よりずいぶん下がってしまうんです」

私「どのくらい下がるんですか?」

彼「4割も減ってしまうということみたいです」

私「4割はきついですね」

彼「そうなんです。
  ですから、このまま続けるのもどうかと思っているんです。
  でも、このご時世ですから、すぐに仕事が見つかるか
  どうかも不安で、辞めるに辞められないんです」


3月末というと丁度契約更新の時期。
1年契約で毎年更新を続けてきた彼。
今回は条件が大きく変わるということで、上司に告げられてから数ヶ月間、悩み続けているとのことです。

現状について、彼にいろいろと確認してみました。

私「4割下がるというのは、決まっていることなのですか?」 

彼「ええ。上司がそう言いましたので、そうだと思います」

私「辞めたとき、雇用保険はもらえないのですか?」

彼「自分から辞めるというと自己都合になるので、
  しばらくはもらえないと思います」

私「別の仕事の可能性について、調べてみられましたか?」

彼「いいえ。特に何も調べていないです」


悩んでいても仕方が無いから、まずは状況を
確認した方がよいと彼にアドバイスしました。


(1)次年度の契約更改の具体的条件
   
【上司を通じて人事部に確認する】


(2)会社都合・自己都合時の雇用保険の受給額
   
【パソコンで検索して調べる】


(3)自分自身の雇用保険の加入期間・近年の受給状況
   
【書面で確認する】


(4)契約更改しない場合、自己都合の退職となってしまう
      のか
   
【複数のハローワークの担当者に電話か窓口で聞く】


(5)転職の可能性
   
【ハローワークや人材斡旋会社に足を運ぶ】

 

その後、彼は私のアドバイスどおり、状況を確認しました。


結果としては、

・やはり、給料は4割減額になる。

・4割の給料減額で契約更改しないは会社都合の
 退職となり、すぐに雇用保険が受給できる。

・彼の資格や経験であれば、彼の望む給料が得られる
 転職ができる可能性が非常に高い。

・求職中は、雇用保険で生活がまかなえる。


ということになり、彼は、悩んでいる状況から抜け出し、
3月で退職することを会社に伝え、現在は、
次のステップのための準備に入っています。


彼は、数ヶ月悩み続けていたのですが、いくら悩んでも
答えは出ないし、方向性も見えなかった。


それは、しっかり情報を把握せず、情報不足の中で、
あるいは憶測、推測の中で、ただただ悩んでいたから。


しっかり情報把握をしなければ、何も物事は解決しないし、
方向性も見えないのは当然です。


私自身もかつて後継者だったときのことを振り返ると、
情報を把握せず、すぐに迷い、すぐに悩んでしまって
いたように思います。
行動するときも、情報をおさえず、
憶測、推測の中で動くことが多かったように感じます。

だからこそ結果につながっていなかったと、今考えればわかるのですが、そのときは、自分自身が情報を把握していないことすら、気づいていませんでした。



何か物事を解決する際に、
情報をしっかりと把握する人としない人。

人によって、本当に大きな差があります。


情報を把握しない人は、その必要性を感じていません。

ある程度聞いた情報がすべての事実と理解し、自分が情報を把握していないことすら自覚していないことが多いといえます。

結果として、悩んでいる状況から長く抜け出せないか、
思い込みで行動して失敗することが少なくありません。


しっかり情報を把握する人にとっては、
情報を把握することは必要で、当たり前のこと。
何があっても、まず情報を把握しようとします。

人から言われたことに対しても

「あ、そうなんだ」

と、うのみにはしません。

本当にそうなのだろうかと「事実」と「推測」の意識を持ち、事実に対しての確認、そして推測内容について事実をつかむための行動をとり、事実をとらえようとします。

結果として、ぐずぐず悩んでいる時間が少なく、正しい情報のもとで行動するので、成果を出すことができるのです。


後継者の軍師の後継者養成プログラムでは、経営者・後継者が身につけるべき思考・行動特性(コンピテンシー)の第一番目の力として、この『情報把握力』をあげています。


まずは、この力を意識し、少し高めるだけで、
仕事の成果は飛躍的に上がるのです。


 


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