後継者の経営・育成・後継者の問題ならこのホームページ

後継者の軍師 大島康義オフィシャルホームページ 後継者の軍師 大島康義オフィシャルホームページ
HOME プロフィール 推薦状 セミナー・講演実績 マスコミ・取材実績 会社概要 お問い合わせ サイトマップ

無料レポート ダウンロード

後継者に告ぐ 早く気付け!早く取り組め! ~事業継承の落とし穴~

今すぐダウンロード

サポート

会員入口

コンテンツ


私がおすすめします


リンク



コンテンツ

 

後継者の知恵習得シリーズ 「企業理念」

後継者の知恵習得シリーズ、第1回として、「企業理念」について、問題提起
させていただきます。
 
「経営用語の基礎知識」では、「企業理念」を以下のように定義しています。

「企業理念(CorporatePhilosophy)                                                           
経営者の経営哲学、企業経営や組織の基本像(原点)を表したもの。
       社員一人一人の業務にまで浸透させることが大事。
 
「企業理念」は、英語で「コーポレート・フィロソフィ」と表されますが、企業経営者の経営哲学や価値観等をまとめたものです。「経営理念」という言葉もあり、
厳密に両者を区別する人もいますが、通常は、ほぼ同じ意味で使われます。

「企業理念」の一例として、オムロングループのものを紹介しておきます。
オムロングループでは、2006年5月、「基本理念」・「経営理念」・「経営指針」・「行動指針」の四項目からなる新たな「企業理念」を制定しました。




                                             (オムロングループ ホームページより掲載)


「企業理念」が重要であることは、数々の事例が証明しています。
しっかりした企業理念が内外に浸透することで、成長発展した企業の例は、
数多く挙げることができます。よって後継者が「企業理念」をまとめたり、
社員に浸透させるための取り組みは非常に重要といえます。

その反面、単に「企業理念」を制定しただけでは、何の効果も無いばかりか、
後継者が、軽々しく「企業理念」を語ることは、害をもたらすことさえありえます。



1.「企業理念」

「企業理念」を、その価値から3つに分類してみます。


(1)価値のある「企業理念」

企業の目的・あるべき姿・経営のやり方などが
「企業理念」として凝縮された形で表現され、経営者が本当にそれを信じている。
対外的には顧客、株主、取引先、地域社会に、
対内的には社員に浸透し、企業の発展の原動力になっている場合です。


(2)価値のない「企業理念」

企業を訪問すると、「社会貢献」とか「創造の精神」などの「企業理念」が
額に入れられて掲示されています。その額は十年以上掲げられていますが、
社員の誰も気に留めておらず、埃をかぶっています。

経営者自身も、その額について話しをすることもなく、意識の外にあります。
大掃除のときには邪魔になりますが捨てるわけにもいかず、
とりあえず掲げたままになっています。

こういった「企業理念」は、毒にも薬にもなりません。


(3)害のある「企業理念」

経営者が、朝礼や会議などで話したり、社員全員で唱和する「企業理念」が、
現実と矛盾していることがあります。

例えば、「お客様第一主義」と掲げながら、実際は、
お客様のことをぞんざいに扱っていたり、自社の利益のみを優先して
お客様を単なる利益をもたらすだけの存在と考えている場合です。

また、気持ちでは確かに「お客様第一主義」と思っているのですが、
それを行動に表すことが全くできていないケースです。
 
このような「企業理念」は価値があるどころか、害のあることに気づくべきです。        
社員からみると、経営者がうそをついてるという感覚すら持ちます。
結局、経営者の言行不一致がクローズアップされてしまい、
従業員のモチベーションを下げる要因ともなります。


2.後継者が陥る「企業理念」の落とし穴 
 
特に後継者に見受けられる落とし穴について、述べます。


(1)身の丈に合わない発言

まだ知識も経験も少ない若い後継者が、経営理念について、
したり顔で社員に語りかけている光景を見ることがあります。
本人にとっては、経営者として当然の言動であると思っていますが、
社員は、なぜか違和感を感じます。

もちろん、社員は黙って聞いていますが、内心どのように思っているか
わかったものではありません。
「なぜ、こんな若造にえらそうに言われないといけないんだ!」
「社会貢献なんて言っているけど、本当にわかって言ってるんだろうか。
そんなことより、先にしっかり儲けて、給料上げてよ。」
という声が聞こえてきそうです。
   

(2)先走った「企業理念」づくり

自社に、しっかりした「企業理念」が無いことに気づき、わが社も
「企業理念」を制定しなければと、「企業理念」づくりに取り組む
後継者もいます。経営の勉強をしている後継者に多いケースです。
 
自社がどのような目的で存在し、どのようにあるべきかを
考えること自体は、後継者にとって不可欠なことです。

しかし、自社の現状をよく理解せず、今後の自社の市場における方向性
などを吟味しないまま、抽象的な「企業理念」を先行して発表してしまうことは、
非常に危険です。

なぜなら、後継者の未熟さとともに、事業方針や経営戦略の無さが、
かえってクローズアップされてしまい、社員が逆に不安に感じる可能性が
高いからです。


3.「企業理念」のツボ

「企業理念」は、企業の目的そのものや価値観を表す、まさに企業の根幹です。
だからこそ中途半端に扱ってはなりません。

それでは、「企業理念」に関して、後継者はどのように取り組むべきなのか、
そのツボを紹介します。


(1)自分の身の丈を知る

後継者であるあなたは、まず、自分自身を見つめなおすところから
スタートするべきです。

年齢・経験・貫禄と、周りからの印象を十分認識しましょう。
年若く経験の浅い自分自身の身の丈を知り、謙虚な姿勢で
「企業理念」に向き合うとよいでしょう。
 
その上で、背伸びをせず、本当に自分が納得して、
身に感じていることのみを発言してください。

「まだ、自分はよくわからないけど、やっぱりこういうことを
大事にしていきたいと思っています。」
というような姿勢で、人にその思いを伝えましょう。

後継者は創業者とちがって、「俺についてこい」式の
リーダーシップはとりにくいものです。

それよりも「企業理念」を旗印にして、
「自分もこの企業理念を信じて頑張っていくので、みなさんも協力してほしい」
という姿勢が望ましいと思います。


(2)「企業理念」の前に「経営戦略」

後継者であるあなたは、企業理念の策定を手がけるよりも、
まずは経営戦略をしっかり打ち立てるべきです。

自社の強みと弱み、及び外部環境を幅広く把握・分析した上で、
自社が生き残るための具体的な経営戦略(商品戦略・市場戦略
・販売戦略・財務戦略・人事戦略等)を練ることが大切です。

「企業理念」の策定をあせる必要はありません。
経営戦略を構築し、それを実行に移していくプロセスの中で、
おのずと「企業理念」が見えてくるものです。


(3)「企業理念」の前に「自己理念」

企業は、経営者の器以上には成長しません。
ゆえに、企業理念の前提として、後継者のあなた自身が
どのようになりたいかという「自己理念」の確立が不可欠です。

あるべき姿から自己を反省し、常に自己革新していく姿勢が大切です。
しっかりした「自己理念」を持ち、人間的に日々成長するあなたこそが、
真の「企業理念」を構築できるのです。


 

 
戻る ページトップへ
  HOMEプロフィール推薦状セミナー・講演実績マスコミ・取材実績会社概要お問い合わせサイトマップ